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コミック版 日本の歴史52戦国人物伝 淀殿

最近読んだ本の感想文。
今回はこちら。

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ポプラ社
コミック版 日本の歴史52
戦国人物伝 淀殿

茶々(淀殿)の生涯を描いたマンガです。
およそ1時間で読めます。

三度の落城を経験

織田信長の妹 お市の方と、浅井長政との間に生まれた茶々は、織田信長による小谷城攻めで落城を経験。
お市の方と共に柴田勝家の元に引き取られた茶々は、今度は羽柴秀吉による北ノ庄城攻めで二度目の落城を経験。
両親の敵である秀吉の下に嫁いだ茶々は、秀吉亡き後、息子の秀頼共々、徳川家康による大坂城攻めで三度目の落城。
この大坂城で秀頼と共に自刃した。

三人姉妹の長女

お市浅井長政の間には三人の娘が生まれている。
長女:茶々 豊臣秀吉の妻となる
次女:初(はつ) 京極高次の妻となる
三女:江(ごう) 佐治一成豊臣秀勝徳川秀忠の妻となる

あまりカリスマ性がなかった

ただいま放送中の大河ドラマ 真田丸でもこのマンガとよく似た性格で表現されていますが、とにかく秀頼のことで頭がいっぱい。
茶々のゴーイングマイウェイっぷりに周りの家臣もてんてこ舞い。
マンガにも真田幸村が登場しますが、幸村がどんな策士っぷりを発揮しようも、茶々がすべて台無しにする始末。
ただ、これまで壮絶な経験をしているため、単純に非難もできない可哀相な一面も見えます。